野鳥観察

台湾は生物地理区の区分で分けると旧北区と東洋区の合流地点に位置しており、今までに約600種類の鳥類が観測されていて、(迷い鳥含)そのうち24種は台湾特有種となっています。

生息地域は平原、林、農地、渓谷や海岸沿い、高緯度地域等に分布しています。 また台湾は多くの冬鳥が好む生息場所の1つとしても知られています。北回帰線が通っている台湾の中部は熱帯と亜熱帯が交差する地点となっていて北方の鳥達が秋、冬の季節を過ごすのに理想的な環境となっています。
   
また渡り鳥が南から来て北帰る旅の途中に帰る旅の途中の一番の休憩所としての一番の休憩所としての役割も果たしています。台湾は鳥達の楽園といっても過言ではないでしょう。
近年では政府も特に鳥達の生息地の保護に力を入れていて一時期は減少傾向にあった鳥の数も徐々に回復してきています。

都市部で観察できる鳥類:

雀、メジロ、シロガシラ、クロガシラ、リュウキュウツバメ等。

農作地帯で観察できる鳥類:

オウチュウ、斑文鳥、ハッカチョウ、ジュウシマツ、カササギ及アカモズ等

海抜1000M以下の湿潤な亜熱帯広葉樹林で観察できる鳥類:

コジュケイ、タイワンヒメマルハシ、クロヒヨドリ、ヤマムスメ、五色鳥
 
 

主な鳥達
 

◆台湾の国鳥◆
台湾青鵲(和名:ヤマムスメ)


台湾青鵲は台湾の固有種で台湾の国鳥です。台湾全土に分布しており、海抜の低い広葉樹林に生息しています。台湾青鵲は団体で行動しており、その中で互いに毛づくろいをしたり、ひなの世話をしたり、敵を威嚇したりといった社会行動を行うことでも知られています。
一季前に生まれた雛が、育った後もそのまま巣の中で生活し、新しく生まれた雛の世話をしている姿もよく見られます。 
 



黑枕藍鶲(和名:クロエリヒタキ)



黑枕藍鶲は台灣固有種です。
平地及び低海拔の広葉樹がしげっているマングローブに生息しています。
台湾では比較的どこにでもいる鳥のため、いろいろな場所で彼らの影をみることが出来るでしょう。台北植物園もその1つです。しかし、彼らは密林の中を好むためその姿をとらえるのは容易ではありません。



黑頭文鳥(和名:キンパラ)


熱帯地区の平原に分布しています。通常は群れをなして生活していて、平地や回圧の低い草むら、濃厚地域に生息しています。斑文鳥や雀などと群れで住んでいることもあり、とても活発であまり人を恐れません。草原地帶や草むら、農耕地帯で彼らの姿をみることが出来ます。また台北の雁鴨公園でも彼らの足跡をみることが出来ます。



 

台湾の国鳥 ヤマムスメ
戴勝(ヤツガシラ)
台湾の固有種 クロエリヒタキ
キンパラ
上記写真提供:K.H.Chen

以下台湾の野鳥情報が掲載されているページです。(中国語サイト)
台湾への野鳥観察旅行前のご参考にどうぞ。

 
サイト名 URL
台湾鳥類オンライン図鑑 http://today.to/tw/index-pc.html
台湾野鳥の会 http://www.bird.org.tw/
台湾鳥図鑑 http://fhk-dbbook.nmns.edu.tw/fhkbook/cata/index.htm
宜蘭縣野鳥の会 http://wildbird.e-land.gov.tw/wildbird/
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